衣類の消費について
2018年03月23日
全ての物は生産され消費され捨てられる!
その物の性質上、決まったサイクルがあると思います。
食品には賞味期限があります。
家は一生物でしょう。
車は使用頻度で個人差が大きいですね!
そのサイクルが近年、どんどん早くなっているのが衣類です。戦後、皆、一張羅を仕立てしたくてがんばって仕事して、平均ですが月収分位のお金で一生物だとスーツを仕立てていた時代。
今では考えられないかもしれませんがそんな時代がつい50年ほど前にはありました。
テーラー、洋装店、全盛期でした。
確かにその頃の洋服は布も縫製もしっかりしていて一生物だという気持ちで職人さんが作られたのだとわかります。
しかし衣類の大量生産がはじまり、既製品が氾濫し価格がどんどん安くなり、そのサイクルが早くなってきました。安いから一生物だと思わなくなってきたのです。さらに「ファッション」として奇抜な形の衣類やスーツが作られたりしました。
例えばバブル期の頃は大きな衿のダブダブのダブルのジャケット、ツータックの幅広のダブダブのスラックス。
最近では体にフィットしたパツパツのスーツ、しかもくるぶしが見えるほど丈の短いスラックス。
これが流行った時代にはんたいのスーツ着ていたら間違いなく変人扱いされるでしょう。(笑)
恥ずかしくて着られない!
女性ものなら尚更!説明するまでもありません!
何故同じスーツなのに?破れているわけでもないのに、着られない!なんて事になるのでしょうか?
流行ですね! 流行=ファッション
ファッションは貴族社会文化から一般大衆に波及したといわれています。
おしゃれを楽しむ!とは聞こえはよいけど、新しいデザインのものを着て、古いデザインのものをどんどん廃棄する、まさに最短消費サイクルを作る仕組みです!
では現在のアパレル業界はどのような状態になっているか?
ご存じだと思いますがファストファッションがアパレル業界全体の半分以上になってしまいました!
もの凄く早い流行!同じシャツ、ジャケットでも昨年のものと比べると流行に敏感な人ならなぜか着たくなくなってしまう。
鈍感な人なら気にしないで着ている!
もし比べたり、新しい情報を取り入れたりしなければ鈍感でいられるはず!
気に入って買ったのだし、傷んでいるわけでもないのですから新しく購入しないで着ていればいいのに、着られなくしてしまうのはなにが原因なのでしょうか?
「流行」=ファッション=⭕⭕
この◯◯はご想像にお任せします。
この流行はメーカーが消費活性化のために作っているのは誰でもお分かりです。
しかしメーカーにより消費のサイクルを早くさせられている。と、感じている方は少ないと思います。
なぜならファッションを楽しんで自発的に購入しているからですよね!
ファッションに影響されない方は自主的に購入しないでいるだけです。
でも本当に自発的なのでしょうか?
もしメーカーが本当のオシャレは自分にあったものを自分サイズで大切にながく着る事です!
と、広報したらどおでしょうか?
衣類が売れなくなるからされないと思いますが
おそらくオシャレな人はきっとそのようになってくると思います。
自発的でなくて誘導されている!のだと思います。
体にダブダブ、パツパツの服が格好良いはずがない、しかし格好良く感じてしまうのは「洗脳」されているかもしれませんよ((((;゜Д゜))))
スタンダードを知り、素材を知り、縫製や作りを知り、自分に合ったカラーやデザインを知れば流行に惑わされなくなると思います。
ファッション=自己表現
と、いう考えもありますから本当は他人がとやかくいうことではないと思います。
しかしこれだけ大量生産、そして2割も消費されないで捨てられている現状が地球人類に深刻なダメージを与えているのは事実です。
だから前回の▷▷▷ファッションエコロジー品質三原則が必要だと思います。
ではファッション、アパレル業界はどうやって生き残ってゆけばよいのか?
これは私からの提案ですが良品をそれなりの高額で販売し、そして車や家のようにメーカーがメンテナンスまだ請け負う仕組みを作ればよいと思います。
一部はじまってきましたが、至難の業だと思います。
しかし業界が生き残り、地球人類に負荷を与えず、幸せなファッションライフを送ってゆけるようにするためにはこの道しかないと思いますがいかに?
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