合成皮革復元ノウハウが業界新聞に大きく掲載されました!
2020年01月04日
【合成皮革復元ノウハウが業界新聞に大きく掲載されました!】
このブログで何度も合成皮革、ポリウレタン樹脂については書いてきました。
メンテナンス業界にとってこの短期消耗素材が理由で二つの損害が発生しています。
- 劣化している時に洗ってしまうとはがれたり、ボロボロになったり事故になってしまいます。弁償の対象になります。
- 受付で見つけて回避できますがお断りする事で売上ロスになってしまいます。
- 正しく説明しないでむやみに断れば信用ロスになってしまいます。
メンテナンス業界にとってこれは最も多く、実害が発生しているリスクです。
合成皮革、ポリウレタン樹脂使用製品が衣類だけでなく靴、カバン、家具、車関係などにも幅広く使用され増え続けています。
繊維メーカーの研究開発で品質向上、多岐にわたる使用範囲も拡大しています。
しかし、「謎のベール」に包まれているのがこの素材だと思います。
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すでにご覧になりご存じの方は結構です。
化学進化が著しく、複雑になり、消費者に伝えられていないだけでなくメンテナンス業者でさえリスク素材だとは知ってますが詳しく知っている方は僅かです。
私はクリーニング事故を多く拝見し、リカバリーさせて頂いた経験から(もちろんできなかったものも多々ありました)この合成皮革、ポリウレタン樹脂の事は詳しく知りたかったし、受付をマニュアル化したかった。そしてリカバリー技術もノウハウ化したかったのです。
この度、念願のこの課題がやっと完成し、業界新聞に掲載して頂きました。
もちろん全てのケースをリカバリーできるなんて事はありません!
しかし、どのケースができて、どのケースはできないと断定できるようになったので発表する事にしました。
そして素材の寿命、劣化の工程を知ることで事故を回避して、初期段階ならメンテナンスの売上にしていける。
または劣化したものをリカバリーして売上にしていける。(くどいようですができるものとできないものがあります)
そして何よりクリーニング店の受付さんが「正しい知識や情報をお客様にお伝えし、より良い衣生活のお手伝いができる。」
これにより業界のリスクカットができる!
だけでなく新たな売上の創造ができるのです。
合成皮革、ポリウレタン樹脂使用製品を持っておられない方はいないと思います。
多くのお客様、社会に貢献できると思います。
この業界新聞掲載からこれからも業界新聞には度々、掲載される事になるでしょう。
クリーニング業界にこの知識と復元技術を提供していきたいと思っております。
と、思っていた最中、
年末の大掃除で妻の靴をまとめて洗っていたら昨年私が誕生日プレゼントで買ってあげた夏のサンダルが丸洗いしてたらボロボロ崩れて再起不能になってしまいました。
「あ~気に入ってたのに~それでもプロ~弁償ね~」とのこと。
自分で買って自分で弁償するはめになってしまいました~(;´Д`)
「合成皮革復元技術で直せば~」と、思われたでしょ?
こんな素足であたるところに合成皮革復元塗装は行っても多少は固くなったり風合いが変わるので納品できるとは思えないので断念しました!
仕分けの知識、受付ノウハウ、そして復元技術までできても、
「迂闊に扱えば事故に遭う!」
よい見本を自分で証明してしまいました!素晴らしいオチですね~(≧∇≦*)
今年も宜しく御願い致します。
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