人工皮革・合成皮革(その3)100年もつ合成皮革 】 | 洋服、靴、鞄の修理、寸法直し|浜松市のレッツリフォーム

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人工皮革・合成皮革(その3)100年もつ合成皮革 】

人工皮革・合成皮革(その3)100年もつ合成皮革?】

▷▷▷その2~

合成皮革の定義が2017年から変わったのですね!これで関係業界は混乱していたのだと思いました。

一例ですが製造から3~5年しか分子構造がもたない合成皮革もあれば10年以上もつ人工皮革もある!

さらに講師の先生から聞いて私が最も衝撃を受けた言葉は

「塩ビは劣化しませんから!」(;゚д゚)?

劣化しないって?塩化ビニルは劣化しないって!100年以上もつという事?

過去の事例が走馬燈のようにフラッシュバックしました!

そして今までの疑問がかなりクリアーになってこのセミナーを復習した今は

覚醒した!気がします(☆。☆)

▷▷▷このブログで58年前のルイブィトンのバックについて書いた事がありました。

やはり塩ビレザーは長寿命なんですね!

塩ビの柔軟性を保つには可塑剤が必要、これが抜けないように表面加工をガッチリしておけばバキバキにならずに柔軟性を保つ事ができる。

ちなみに昔、合成皮革をドライクリーニングしてバキバキにお煎餅のようになった服を何度も見てきました。ドライクリーニングで可塑剤が抜けるのですね。

でもポリウレタン製(劣化していないもの)はドライクリーニングできますよね。

ドライクリーニングできるものとできないもの、そして短寿命なものと長寿命なもの総称して「合成皮革」とは!

混乱しない方がおかしい!

本当はクリーニング事故だらけになっているはず、しかし現実はクリーニング事故は減ってきています。

これはメーカー側が「マーケットクレーム」が起こらないようにするための配慮と努力をして下さっているからでした。

ではなぜここを明確に分類しないのか?

と、思いますよね!

理由がわかりました。現在、化学技術が進化して塩ビ、ポリウレタン混紡の製品や優れた人工皮革がどんどん開発され分類が困難な状態になっているからでした。

メーカー側の配慮や努力をメンテナンス業界は知らなければと私が一番反省しました。このセミナーの参加者はほとんどメーカー側の人達でした。

メンテナンス業界では私一人でしたから私が業界の問題点を発表したり質問したり、講師の先生を困らせてしまいましたがここに大きな隔たりを感じました。

しかし、ここまで詳しく解説して頂き、教えて下さった榎本雅穗先生、このセミナーを開催して下さった日本繊維製品消費科学会様、文化服装学院様、本当にありがとうございました。

メンテナンス業界もマーケットクレームが起きない配慮と努力を積み重ねていかなければと思いました。

最後にこのセミナー終了して帰社したら、

合成皮革部分が劣化して全てはがれたレザージャケットが依頼されて届いていました。((((;゜Д゜))))

このセミナーに参加していなかったら間違いないなくお断りしていたでしょう。

しかし、これは神のおぼしめしだと思い、このセミナーの知識と過去の私の経験をフル動員してなんとか合成皮革ぽく再生できました。

この知識を業界、社会にお伝えしていかなければと思いました。

シェアを宜しく御願い致します。m(_ _)m

合成皮革の部分がボロボロに落ちて布だけになっていました。

新しい合成皮革復元ノウハウでなんとか裏表全体ここまでできました。 元通りとはいかないけれど間違いないなく合成皮革にしました。しかも10年以上もつように延命治療しています(^_^)v

 

 



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