58年前のルイヴィトンのバックが語る真実
2019年11月05日
【58年前のルイヴィトンのバック】
前回ルイヴィトンは何でできていて、どのようにメンテナンスすればよいか?!
と、いう内容で書いたばかりなのにその内容を覆すようなルイヴィトンのバックに遭遇しました!
なんと58年前のルイヴィトン、モノグラムのバック!
現代のものとあまりにも異なる事があったので調べました。旧式のルイヴィトンのタグがついていました。そして初期の頃のルイヴィトンのバックに使われていた昔(30年以上前)に廃盤になった古いファスナーが使われていた。ほとんど毎日、様々なルイヴィトンのバックや財布を触っていると偽物は触った感触でわかるようになりました。またリサイクル業者の知り合いもたくさんいますからいろいろ見分け方などもわかるようになりました。
そしてなぜ58年前のものとわかったかというと中に刻印がされていたのです。
「61,9,24」1961年9月24日製造
現在、ファッションアイテムには製造年月日の記入はされていません。
衣類にはケアラベルが義務付けられていて何でできていて、どのようにメンテナンスすべきか記入されています。
なぜが靴鞄にはそのケアラベルが義務付けされてなく何でできていて、どのようにメンテナンスすればよいかわからなくなっています。
ケアラベルがついている衣類にも製造年月日は記載されていません。
昔は鞄、しかもブランド品にこれが記載されていた!ルイヴィトンだけだったのかも知れませんがこれこそがメーカーの製造責任の原点だと思います。
なぜならいつ作られたかわかれば素材や作り方で耐用年数の見当がつくからです。
アイテムごとの寿命がわかることが消費者の購入基準の最優先事項だと思います。もちろん流行や好みを優先する人も多いと思いますがもし、この記載があったら検討すべき選択肢が増えてより良い購入ができるはずです。
なぜ?いつから?消してしまったのか?
さらに驚くべき事があります。
58年経っても本体の塩ビレザーは固くもなく色はげもツヤも悪くなっていなかった!
大事に保存されていたのならわかりますがかなり使い込まれていてファスナーがボロボロでした。(コンプライアンス重視して取替させて頂きました。)
塩ビレザー(合成皮革)を58年間よい状態で作れる技術がある!と、いう証明ですね。
現在58年ももつルイヴィトンだけでなく他の鞄やファッションアイテムは製造されているでしょうか?
昔は長持ちさせる技術があった!では現在はその知識や技術がなくなったのでしょうか?
ここにファッションメーカーが捨ててしまった誇りがあると思います。
もし50年以上保ちます!親子三代で家宝のように使える高級バックです。と、アピールしたら今の数倍の価格設定できたのではないでしょうか?
安くして売るのは簡単です。しかし、本当に価値のある技術、品物ならそこをしっかり伝え高価格を維持する努力が必要だと思います。(コンサルタントの受け売りです)
アパレルメーカー、ブランドメーカーは誇りを捨てて目先の売上創りに奔走した!
その手段が「ファッション」
ファッション=はかないもの
現在のアパレルメーカー、ブランドメーカーの衰退の原因は自分の分身に誕生日を入れてあげなかった事に起因する!と、思っています。
そして今からでも遅くない!エコが重視されてきた今だからできると思いませんか?
誇りを取り戻す!
アパレル、ブランドメーカーの技術力は本当に凄いです!なぜそれを安くして売るのか?
競争ですよね?
なくすこと!ムリかな~(笑)
58年前のルイヴィトンのバックはまた復活しました!これから100年目指してご愛用頂きたいと思います。
あっ!キャッチフレーズ
『親子4代で使える100年バック!100万円』
そしてメーカーがメンテナンスまでサービスメニューとすれば利益も維持できる!
メーカーさんいかがでしょうか?
ご検討下さいませ。
メーカー様あっての我々、メンテナンス業ですからm(_ _)m
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