可塑剤含浸加工
2025年09月28日
ポリウレタン含浸加工は何度も投稿してきました。本当に恐ろしい加工法ですよね
知らない人のために簡単に説明します
繊維にポリウレタン樹脂を染み込ませ。独特の風合いを作る加工法です
ポリウレタン樹脂だから短期寿命で加水分解が始まります。するとその服はベトベトして湿ったような感じになり、それは乾きません、またクリーニングしても除去できません、最悪な状態になる加工法です
前回投稿した100%ポリエステルのジャケットなのにドライクリーニングでバキバキに固くなってしまった事例はもちろんポリウレタンとは関係ありません、ケアラベルにも何もヒントは書かれていません
一般的には絶対ありえない。現象がなぜ起こったのか?
ポリウレタン含浸加工だったらベトベトになるので、このようにバキバキに固くなることはありません。全く正反対の状態です
素材を柔らかくする液体に可塑剤があります
通常はポリ塩化ビニルを柔らかくするために使われますが、ポリエステルに柔らかさとしっとりさを作り出すために可塑剤が使われていたのではないか?それがドライクリーニングで除去されてカチカチに固くなってしまったのではないか?
と仮説を立てました、ちなみに可塑剤含浸加工なんて通常はありません
繊維製品についての本やネットで調べてもわからなかったのでチャット GPT様に聞いてみました
するとまさかと思うような答えが返ってきたのでシェアさせていただきます
しかし、一瞬でなぜこのような答えが返ってくるのでしょうか?
改めて人類は新たな進化の扉を拓いたのだと思います、しかも無料で活用できるなんて😭申し訳ありません
良いことに活かさないとバチが当たりそうですね
ということで、やはりこのジャケットはポリエステル100%なのにスウェード調の柔らかさしっとり感を出すために可塑剤(または他のリンス剤)が入っていて、ドライクリーニングで除去されて固くなったのだと思います
ドライクリーニングオッケーと書いているこのケアラベルは問題ですよね!
クリーニング屋さんの責任にされてしまいましたが、明らかにメーカー責任だと思います
このようにクリーニング事故の半数以上は実はメーカー責任であることが多いです
しかし、ほとんどのケースはクリーニング屋さんがその賠償責任を負ってしまいます
このままでよいはずがない!
メーカーは自社の製品のメンテナンスまでしっかり責任を持つべきだと思います
クリーニング業界は事故があった時の原因を追求しそれがメーカーにあったら報告し、注意することを怠ってはいけないと思います
消費者保護、利益と持続可能な衣生活のために



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