カバンのクリーニングの真相
2025年09月23日
衣類にはケアラベルがついていて、洗濯やメンテナンスの方法が記されています
メーカーが製造責任者、連絡先、品質表示と共にその商品のケア方法も記してある「情報提供書」でもあります
これは家庭用品質表示法に基づき表示が義務付けられています
ところが!靴やカバンにはこれがつけられていません、なぜでしょうか?
消費者庁では靴カバンは「雑貨工業品」として分類され繊維製品と同じ扱いにはされていません
「靴や鞄は多素材、デザイン優先、家庭洗いが想定されないため衣類のように統一されたケアアラベルをつける合理性が低い」
という見解からケアラベルがつけられていないということはメンテナンスの保証はできないという意味になってしまいます
したがって靴やカバンを家庭で自力で洗うのは様々なリスクがあります
特にカバンは洗うことを想定して作られていないのでリスクだらけです

【ビフォー】このカバンは長年の汚れで表面が黒ずみ、汚れでベタついています。しかしまともに水に漬け込んだら変形してしまいます

【アフター】仮にまともに水につけ込んで洗剤つけてスポンジでゴシゴシ洗えたとしてもこの汚れは取れなかったでしょう、素材を痛めない。ギリギリの強力な拭き取り剤で何度も拭き取り、やっとここまで汚れを除去することができました
カバンを変形させることをなく長年の汚れが落ちてすっきりと綺麗になりました、中も拭き取り洗浄しているので綺麗になっています
カバンは特に素材が何であるか?どのような資材と適合しているか?
洗浄に対してどのようなリスクがあるか?
リスクを回避して限界までどこまで洗えるか?
見極めないと洗うことはできないと思います
このようにリスクと手間がかかっているカバンのクリーニングですから高料金になってしまうことも多いです
高いからあきらめる・・・・・
なんてことがないように、なるべく低料金で行えるようにそのための技術も必要だと日々努力しています
ちなみに今回のケース、4000円税別
高いと思われるか?それとも意外と安いと思われるか?料金に対する個人差がものすごく大きいのも鞄クリーニングの特徴ですね!
ご参考にしてください
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