性がない!
2020年12月09日
【布の性がない】
この性がないの意味の性とは「性質、形状、強度」を意味するそうです。
一般的なしょうがないは「仕様がない」を意味するそうです。
昔の日本にはもったいないが文化としてあったので着物のように洗い張りして、補繕いして、親子3世代に渡り着用していました。
昭和になっても膝に穴が空いても当て布をしたり、靴下に穴が空いても補繕いしたりしていました。
今ではほとんど使い捨てです。
なぜでしょうか?
みすぼらしい、貧乏くさい、安く売ってるから買えばいい
と、いう理由でしょう。
先日、あるオシャレな中年の男性がこのジャケットは着込む程に味わいがあるんだ!と、かなり経年変化(エイジング)というより経年劣化しているジャケットをもってこられました。
あちこち破れたり、ホツレたりしていました。
なんと上から当て布(共布)をして縫ってもよいとのことであちこち直して5000円位になりましたがオッケー👌とのこと。ちなみに写真のジャケットです。(わかる人はわかるでしょう)
これは例外だと思われるかもしれません。
ではジーンズではどうでしょうか?
これが当たり前ですよね😉
ダメージジーンズがオシャレです。
この修理に数千円かける人はたくさんいらっしゃいます。
ではこれはどうでしょうか?
お婆ちゃんのはんてん、布の性がなくなってもう限界で破れてきています。
ミシンはもちろん、手縫いさえ危うい状態でした。
しかし、今はボンディング樹脂があります!
上から当て布を接着して破れを塞ぎました。
先述のジャケットやジーンズとこのお婆ちゃんのはんてん、同じ修理だけど何が違うのか?
「オシャレ感」ですよね!
リペア、お直しがオシャレと感じられるようになる技術を日々、考えてご提案しています。
とてもオシャレだと思えない、貧乏くさい!
いや!今の時代はエコですね〜✨
と、いうオシャレとは別の価値観が時代背景として生まれてきたと思います。最近のSDGsもそうですが
ファッションも当て布してまで愛着するのがオシャレ&エコになればよいな〜と、思います。
そうしていかなければならないと思います。
また復活するでしょう!
このジャケット、かなり傷んでいてもでもエイジングとして味があり、リペアしてよい感じになりました!
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