合成皮革のメンテナンス
2024年02月25日
本革製品(天然素材)よりもずっと多く氾濫している合成皮革は化学素材でできているため多種多様に編成され生活用品に重宝に活用されています。
しかしその製造工程は各メーカーの企業秘密なので謎多き素材でもあります。
レッツリフォームは長年 この素材のリペア メンテナンスに悩まされていたのでずっとこの課題を追っていました。
ブログにも 何度書いたが分かりませんよね(笑)
今では概略は理解できています。
なんと合成皮革復元技術、ノウハウ も完成しています※もちろん直せないものも多々あります。
この度は日頃のメンテナンスについて書きます、通常は 合成皮革には必要ないと言われています。
本革のように油分、水分が必要ないからです。
しかし実はそうではありません!
新しいメンテナンス 商品が開発されたので紹介と同時に合成皮革を長持ちさせる方法も説明します。
まずは合成皮革をざっくりと分類すると PVC レザー(塩ビレザー)とPU レザー(ポリウレタン)に分かります。※本当はもっと細かく分類されています。
先ずは PVC レザー、
本来固くて柔軟性がない塩化ビニルを柔らかくしているものは 可塑剤です、それが長年の使用で抜けてくると固くなってきます、ですから それを補うために 可塑剤を補給します。【PVC 加工液】
次にPU レザー、
これは加水分解という劣化現象が樹脂の製造から5年から10年で現れてくる短期寿命素材です。※2〜3年で劣化することは通常はないです。
これを日頃綺麗な状態で保ちながら少しでも長持ちさせる方法はないか ずっと考えてきました。この度 完成させた メンテナンス法は簡単に説明すると 表面上の汚れを効果的に取り【レザークリーンムース】 劣化を遅らせるための加工液を素材に染み込ませます、多少ベトついて劣化が始まったぐらいならそのベタつきを中和のように合成分解し さらっとさせてしまいます。
※加水分解が進行して効果がないケースも多々あります。初期段階なら効果はあります。
艶出し、柔軟性、色上げ向上効果もありPUレザーの寿命延命させることができる画期的な加工液【PU & リアルレザー加工液】ができました!
予想外に本革のメンテナンスにも大変よく品質向上させることができます、銀面だけでなくスエードやムートンの裏側にも素晴らしい効果があります。
これで合成皮革の靴や鞄 ジャケットなどもメンテナンスしていけるメニューが整いました。
氾濫している合成皮革製品を少しでも良い状態で長持ちしていただけるようサービスメニューを広報していこうと思います。
クリーニング業界新聞にも発表しました。
これからも物を大切にする文化を推進していきたいと思います。
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