ポリウレタン弾性繊維=「スパンディックス」のリスク
2020年03月03日
「ポリウレタン弾性繊維」=スパンディックス
ポリウレタンとネットで検索すれば実は凄く多くの生活品に活用されているのがわかります。
ソファーや車のクッション、靴のソール、食器を洗うスポンジなどきりがないくらいに現代生活に欠かせないものがポリウレタンで作られています。
衣類には天然皮革の代替え品としての合成皮革やボンディング製品の接着樹脂にそして近年では繊維にして衣類に混入されるようになりました。この繊維の名称がスパンディックスです。
ここではこの繊維に限定して説明させて頂きます。
衣類に混入されるようになったのはおよそ40年くらい前から、そして技術革新を繰り返し、今では素晴らしい技術で衣類の多くに混入されるようになりました。
ケアラベルにポリウレタンと表示がなくても「複合繊維」という繊維はポリウレタンが基繊維に使われていますから混入されています。
この繊維が入ると伸縮性、柔軟性がでて着心地が良くなります。
しかし、メリットだけではありません!
他の繊維に比べて短命!加水分解という劣化が生じます。(このブログでは何度も書かせて頂いています。)
この寿命については樹脂の製造から2、3年で劣化する!なんて都市伝説もありますがいくらなんでも製品化して販売する期間もあり、購入したらすぐにダメになったなんて事が多発したらメーカーにクレームの嵐が吹く事になるでしょう。
この解説をすると膨大な長編ブログになってしまうので割愛させて頂きます。
しかし、やはり繊維の製造から10年はどんなに良い環境で保管してももたない!
他の繊維は10年以上普通にもつのにポリウレタン繊維だけは劣化する!
ところでその劣化とはどんな状態になるのでしょう?
ポリウレタンそのものでできている合成皮革ならわかりやすいですね!
ボロボロ、ベタベタしてきたり、剥離したりとすぐにダメになったとわかります。
ところがポリウレタン混入繊維の劣化は見た目にわかりにくいです。
わかりやすく表現すると一般繊維に超細いゴムが入っていて、そのゴムが断裂するとどおなるか?なんとなくイメージできませんか?
「形が崩れてカッコ悪くなる!」
なんとなく購入時の雰囲気と変わってきてダサくなる、伸びている部分がある、ハリやツヤがなくなる!
アイロンがけしても直らない!さらに悪くなる!
次第に着たくなくなり、捨てられてしまう。
このようなご経験はないですか?
ストレッチ素材の服ならはっきりとわかるはずです。しかし、ケアラベルにポリウレタンと表示がなく複合繊維という表示がある服ははっきりと気づかないうちにこのような経過をたどっているでしょう。
ポリウレタン混入繊維=スパンディックスも加水分解して目には見えないけど劣化して断裂している!
それを促進させてしまうのはなんと!
◯◯◯◯◯◯◯◯◯なのです!
※すみません。ここは大人の事情でまだ書けません。
ポリウレタン混入繊維を最も多くの服に使っているのはファストファッションです。
着心地が良いというメリットと衣類の消耗サイクルが早いというデメリットがもれなくセット販売されています。
気に入った服を大切に長く着たいという方はポリウレタン混入されている服はさけた方がよいと思います。
短期間、着れたらよいという方は気にされなくてもよいと思います。
しかし、人類共通の課題!エコの観点からは?
消費者の選択で未来が決まります。
ご参考にして下さい。
気になる◯◯◯◯◯◯◯◯は業界関係者からお伝えし、根拠、改善策などを討論して
改めて書かせて頂きます。
宜しく御願い致します。m(_ _)m
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