ダウンジャケットのベタつき直し
2024年06月11日
ダウンジャケットや一般的なジャケットも稀に表面がベタついてくることがあります、理由は表面のポリウレタンコーティングの加水分解による劣化現象です
合成皮革に限らず通常の衣類にもこの加工がされていたら樹脂の製造から5〜10年位で徐々に生じてきます、衣類の製造時からではないから購入したばかりなのにすぐにベトベトしてきたというケースもあります
ただの綿やポリエステルならこのような現象は起こりませんが ポリウレタンコーティングされていると必ず生じます
ではなぜこの加工がされているかというとやはり見た目、風合いがグレードアップするように見えるからです
しかしその代償として衣類の寿命が短くなってしまうのです
(このことはレッツのブログで数え切れないくらい語っています)
それともう一つ知っておいて頂きたいことがあります
ドライクリーニングは品物の形を崩さずダメージを最小限にしてしかもその溶解力+洗剤で汚れを除去し 特に油性の汚れに対しては抜群のすばらしい洗浄方法だと思います しかしその溶解力によりポリウレタンの劣化を促進してしまいます
もちろん そのことをよくわかっているクリーニング屋さんならウェットクリーニングをされるはずです
状態が良ければドライクリーニングしても耐えられますが(だからケアラベルには ドライクリーニング OK になっているものも多々あります)
しかし劣化が始まっているものは必ずベトツキ付き現象が生じます
ほとんどのクリーニング屋さんはご存知だと思いますがポリウレタンコーティングされた衣類にドライクリーニングは合成皮革同様にNGだと思います
ちなみに今回お預かりしたダウンジャケットはクリーニング屋さんでドライクリーニングされそのままビニールにくるんで高温になるところで放置してしまったとのことです
ポリウレタンはドライクリーニング+高温+湿気+密閉で急激に劣化が加速します
触ったらドロドロベタベタでとても着用できる状態ではありませんでした(映像でご覧下さい)
通常、再起は不可能です!
ところがレッツでは新たな技術イノベーションがありなんとか着用できるレベルまで修復できました!
もちろん全てではありませんが今まで困難だったレベルまで改善できるようになりました!
簡単に解説するとポリウレタンの残骸を限界まで除去し拭きとり、新たなポリウレタンではないコーティングを軽くして(厚くすると後工程はは必ずがれてきます)
それから新たにできた秘密のベタツキ改善加工液で残留したベトつきを中和のような化学反応を起こさせサラッとさせ艶出し調整して仕上げました、再度ポリウレタンコーティングしていないためまたベトついてくることはありません
元通りとはいきませんがまた着用できるレベルにはリフォームできたと思います
おそらく世界初かも?!
成功確率は五分五分ですから必ず直せますとは言えませんが、ポリウレタン、合成皮革の劣化あきらめる前にご相談下さい。
表面がベトつき触れない状態😭
元通りとはいきませんがまた着用できるレベルには修復できました✌️
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