コンシールファスナーの取替 | 洋服、靴、鞄の修理、寸法直し｜浜松市のレッツリフォーム

コンシールファスナーの取替

2022年06月11日

ファスナーが壊れたら即刻、そのもの自体が着用、使用困難になる！

ズボンのファスナーが壊れたら・・・他、説明するまでもないと思います😅

そのファスナーの中でも最も修理が難しいものがコンシールファスナーです。ファスナー自体が見えなくなるようにとりつけられている特殊なファスナーです。

縫製の段階の取付方法はユーチューブに数件が動画でています。

しかし、取替方法は？詳しくはありません。（レッツアカデミーでは技術指導しています）

レッツ式は通常のファスナー同様、修理で直るケース（本体が傷んでいない）はスライダー（頭）の交換だけでお安く直せます。

しかし、本体が傷んでいたら全取替になります。

これが実はかなり大変です！

ベテランの職人さんでもできない人が多いです。できたとしても２時間以上かかってしまう作業になります。（レッツ式でも１時間くらいかな？）

こんなに技術も作業時間もかかっているのに加工料金（裏地付き）3300〜3850円（税込）でも「そんなにするのですか？」と、言われる事もあります。

ちなみに修理なら1650円（税込）

理由はスカート自体が安く販売されているから！ですよね！

お客様との、このあまりにも深い溝は悲しくなることもあります。

理由は既製品は大量生産、そして製造国の人件費は国際問題になっているほど低賃金であまりにも酷い環境で製造されています。

しかし、お直しは、ほどいて作り直し！しかも日本の人件費は高騰しています。このコンシールファスナーは高技術と作業時間が必要、本当なら5000円は提示したいところです。

しかし、お客様とのギャップがあり、これでもかなりの低料金で抑えているのです。

修理で直せればよいのですが、取替になると本当に大変です。

そしてお客様とのギャップに悩まされます。

しかし、貴重で希少な技術です。

お困りの方がいらっしゃる限り、このメニューを継続して、技術も伝承していかなければならないと思います。

できればお客様にはこのような事もご理解頂ければと思います。

コンシールファスナーのトラブル！

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