たった1年で着用不可能😨シームレスダウンの秘密⭐
2022年08月21日
このブログでは度々、書いてます。
しかし!製造年から1年ではがれて着られなくなったという事例は初めて伺いました!
このメーカーはこのシームレス(縫製なしで接着加工)の特性から、なんと衣類の製造年がケアラベル(品質表示タグ)に書かれています。
そこには2021年製造。
と、はっきり記載されています。だからクリーニング屋さんも安心してクリーニングされたのでしょう。
しかし、バガレて着用不可能になりました😨
残念な事にクリーニング屋さんからはなんの弁明も保障もなかったとのことです。
昨年、購入してワンシーズン着用して、はがれてしまうなんて事はあるのでしょうか?そんな事って〜
ありうるのです!!
シームレスの接着樹脂はポリウレタン樹脂です。
このポリウレタンにはいくつかの種類がありますが衣類で使われている樹脂は製造から3〜5年で分子結合構造が緩んでくる(劣化がはじまる)とのことです。
もうお気づきかと思いますがこのケアラベルに記載された製造は衣類の製造年であり、ポリウレタン樹脂の製造年ではありません!
だからここには誰にもわからないタイムラグが発生しているはずです!
今回の事例はまさにそのような事が証明されたクリーニング事故でした。
さらに加えますと現在たくさん製造販売されている▶▶▶ボンディング加工衣類
も、全て同じ事がいえます。
▶▶▶サステナブルファッションを推奨しているはずの国がなぜこんな短期寿命製品を認めているのか納得できません。
このシームレスダウンには案の定、エステル系ポリウレタン樹脂の劣化症状、シームレスのところが固くなっていました。
お客様はお気に入りのデザインそして愛着心から、新しく購入するほどの修理料金がかかっても直されたいとの事で、全てシーンイン(縫製する)ことでご了承を頂きました。
これでずっと安心して愛着できるダウンジャケットに生まれ変わる事ができます。
シームレス、ボンディング加工製品は短期寿命製品です。
サステナブルファッションとは真逆のアンエコロジーファッションです。世界が目指すSDGSとは逆行します。
このように書くと消費者ニーズがあるとか、お客様のご要望があるからとか大義名分をおっしゃる方がいらっしゃいますが、それはメーカーが誘導して作られている消費者ニーズ、お客様のご要望だと思います。
衣類を大切にながく愛着して頂きたい!
だからはがれてもあきらめないでご相談ください。
その前にこの服は短期寿命製品ではないかメーカーに問い合わせて購入される事をお勧め致します。
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