塩ビレザーの修理、復元
2020年02月10日
【塩ビレザーの復元、修理】
塩ビレザー、通称はPVC(ポリビニルクロライド)、衣類、靴、カバンなどのファッションアイテムだけでなく実はもの凄く多くの生活品にも私用されています。
家具や車のシート、玩具、など
合成皮革の一種ですが一般的なポリウレタン樹脂でできていません。
塩化ビニルいわゆるプラスチックの一種です。
誰もが持っているキャッシュカードがわかりやすいですね!
えっ?と、思われますよね!
私もそうでした(^^;)
あんなに固いもの(塩化ビニル)が柔らかい塩ビレザーになるの?
革には油脂が柔軟成分です。
塩ビレザーの柔軟成分は可塑剤です。
革はその種類毎に異なりますが定期的なメンテナンス(油脂入れ)が必要です。
しかし、塩ビレザーはほとんどメンテナンス(可塑剤入れ)は必要ありません。しかも汚れはつきにくく、とれやすい、さらにもの凄く丈夫、さらに経年耐久性はバツグン、さらにコストが安い!
世の中に氾濫しているわけですね~
20年以上前によく衣類にも使用されていてドライクリーニングでこの可塑剤が抜けおちバキバキになる事故が多発していました。当時、取替の依頼がよくありました。
しかし、今ではメーカーもそのような事故が起こらない配慮をしてくれています。
またPVCと記入がある品物をドライクリーニングする業者さんもいなくなりました。
ですから今では事故は少なくなったと思います。(稀にはあります(^^;)
さらに凄い特徴があります!
一般の合成皮革はポリウレタン樹脂の加水分解という劣化を起こします。
その劣化の発生時期は種類により異なりますが早いもので製品ではなく素材の製造から3年くらいではじまります。 10年以上もつ事はよほど使用、保存状況がよかったケースです。
ご存知の方も多いと思いますが合成皮革は短期寿命素材です!
ではこの加水分解が起こらない塩ビレザーは?
劣化しないことになります!
いやいやいや、してますよね~
どうやってしてますか?
ヒビが入っていたり破れたり!
これって一般的な合成皮革のベトベト、ドロドロ、カサカサ、ボロボロになる加水分解の劣化と全く異なる現象です。
実は劣化したのではなく外圧で損傷している!さらに解説すると塩ビレザーのデメリットで一般的な合成皮革より固い、固さは柔軟性の欠如となり外圧に弱くなる!
そして可塑剤は抜けにくいように表面加工されていますが長年の風化でやはり革と同じように抜けてきて固くなる、さらに外圧に耐えなられなくなるという仕組みでしょう。
レッツのメンテナンス技術にはこの塩ビレザーのメンテナンス、そして復元技術もあります!
固くなった塩ビレザーを柔らかくし、補色、ツヤ出し、破れ直しまで可能です。
新品レベルにはなりません。
しかし、また使えるように修理できます。
最後に貴方の高級バック!
本革かと思いきや、塩ビレザーかもしれませんよ~(笑)
塩ビレザーのトラブル、メンテナンスのご相談でもけっこうです。
あきらめないでお問い合わせ下さい。
破れを復元し、色かけして目立たなくしました!
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