加水分解について
2020年01月31日
【加水分解について】
知る人ぞ知る知る人ぞ知る!加水分解!
合成皮革の劣化の代表格です。
正確にはポリウレタン樹脂の劣化の事です。
空気中の僅かな水分に反応して分子結合が解けていくことです。
このポリウレタン樹脂は大きく別けると3つになります。そこでこの加水分解の生じる時期も異なります。
1,ポリエステル系 3~6年
2,ポリエーテル系 6~9年
3,ポリカーボネート系 10年位
(注)・製品の製造からではなく樹脂の製造から。・使用、環境状態により大差がある。・これらのブレンド品も多く厳密に分類できない状況になっている。
「合成皮革は2~3年で劣化する!」ってある意味、都市伝説だと思います。
いくらなんでもそんな製品、見たことないでしょ!製造年が不明だから検証もできないし(^^;)
ところで言葉のあやかと思われるかも知れませんが私は劣化する!と、いう言葉に疑問を感じます。
実際にポリウレタン樹脂が劣化してきても製品としていきなりダメにならない!
耐用年数が過ぎても普通に着用できている衣類も靴もカバンもあります。
【劣化がはじまる!】と、すればしっくりすると思いませんか?
分子結合が解けてきても製品が明らかに分解されてくるのはもっと先ですよね!
では加水分解が目に見え、体感できる兆候とは?
表面層のベタベタ、ボロボロ、ヒビワレ、ハガレ、繊維の切断、変色 です。
確かに使えなくなりますよね!
加水分解を促進させてしまうのは外圧とクリーニングです。
だからクリーニング事故の最も多い商品はポリウレタン樹脂混紡衣類、靴、カバン、スニーカーです。
▷▷▷この度業界新聞2社に大々的にレッツのこの「合成皮革について」の記事を掲載して頂きました。
ここでは新しい信じられないノウハウが完成した報告もさせて頂きました。
前代未聞の
【合成皮革復元・接着ノウハウ】です。
レッツではすでに数えきれない程の合成皮革の劣化を直してきました。その手法は10パターン位あります。
それを集大成した講習会を始めます。
もちろんレッツリフォームではすでにメニュー化して毎日、合成皮革復元しています。
このノウハウが完成してからは自信をもってスムーズに効率良く、早くできるようになりました。
合成皮革、下地まで崩れた末期症状は不可能!しかし限定された部分なら復元可能!初期段階なら100%復元可能!
この前提を御理解頂き、ご依頼ください。
技術、ノウハウはもちろん企業秘密ですが
ここでは「加水分解を後らせる方法を伝授致します」
1,湿度の少ない風通しのよいところに置く。(箱にしまわないこと)
2,適度に使用することで水分放出し、風通しをよくすることができる。(使用しない方が長持ちする事はない)
3,雨など水に濡れたらすぐに拭き取る。(乾かないときはドライヤーで乾かす)
4,ドライクリーニングに出したらビニール袋はすぐにとって風通しのよいところに置く。(溶剤残留は化学ヤケドの原因にもなります。危険!)
5,真空パックはベストだが毎回やってられないので保管場所が通気性よくなかったら除湿剤や乾燥剤を置く。(除湿機があればベスト)
以上です。
貴方の大切な宝物、ポリウレタン樹脂が使用されていたら上記の事を心掛けてください。
万が一の時にはお早めにご相談ください。
全てではありませんが復活できる事も
多々あります。(呉々も前提条件をお忘れなく)m(_ _)m
洋服の寸法直し、靴、鞄のお直し、クリーニング、ファスナー修理は浜松市のレッツリフォームへお気軽にご相談ください
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