木フレーム

靴磨きの復活&進化「後編」

(中編より)
靴メンテナンスの技術、そしてサービス内容、料金はほぼ決まりました!
しかし店頭で案内はしても普及はなかなか進みませんでした。

そんな時に東日本大震災が起こりました。
当時の悲惨な現実をテレビで見ると胸が締め付けられる想いとともに、自分も何かできないかと思いを巡らせました。その時、沸き上がった言葉が

「戦後の復興は靴磨きから」

心に火がついた気がしました。
一瞬、便乗商法だと思われないかとも思いましたが、今の私にできることはこれしかない!

これを無料でやろう!

早速、1万枚靴磨き無料券を作り、店頭で配布しまくりました。すると無料なら一度試してみるかとどんどん靴が集まりはじめました。毎日10足以上、仕事が終わってから磨きました。資材のコストも自分の時間と労力も当然かかりましたが震災で苦しんでいる人達を思うとこれで誰かの靴がきれいになり、元気になり東北まで活気を届けたい、超微力だと思いますがなにもせずにいられなかったです。
毎日、毎晩靴磨きの日々が1年以上続きました。
その頃にはやはりキャリアですね、凄く早くなり、さらに靴を見ただけで革の状態や要望が体感レベルでわかるようになってきました。私のやり方はダイレクトに靴を触って磨く特殊な靴磨き方法(企業秘密ですみません)なので筆やブラシ、スプレー、布を指先にグルグル巻き磨く方法ではわからなかったことがわかるようになってきたのだと思いました。
店頭で1万枚無料券を配布し終わったのは震災後、1年半位たった頃だと思います。
二名の女性パートさんにも協力してもらいとにかく必死で磨きまくりました。
すると無料でされたお客様が次は通常料金でリピートして下さり、丸洗いを希望されたり、靴修理をされたりいつの間にかたくさんの方が靴のお客様になって下さっていました。さらにクリーニング業界の商社様も私の衣類のリフォームの講習会だけでなく靴メンテナンスの講習会も開催して下さるようになり多くのクリーニング屋さんがレッツ式の靴メンテナンスを取り入れて下さるようになりました。
奇しくも東日本大震災で靴磨きが復活したと私は一人勝手に思っています。

「戦後の復興は足下(靴磨き)から」

「苦しいときは足下から見直せ!」「足下を見ろ!」「足の汚い者に金貸すな!」「灯台もと暗し」なんて聞いたことはありませんか?

しかしまだまだです。足下をきれいにする文化までにはなっていないと感じています。
ファッションメンテナンス、クリーニング業界の復興、進化もこの足下から(靴メンテナンス)が鍵だと思います。なぜなら衣類より遥かに大きな潜在需要が革靴そしてその先のブーツ、スニーカー、そして鞄まで含めるとあるからです。
「リーズナブルで利用しやすく、納期も早く、ハイクオリティーな仕上がり」こんなサービスならいつか必ず普及すると思います。
これからも私は自社でこのサービスをもっともっと多くのお客様に伝えていくと共にクリーニング業界にも新たなメニューとして取り入れて頂けるようにがんばります。
最後に靴も衣料と同じで大量生産、廃棄で大環境破壊を引き起こしています。
「使い捨て文化をやめなければ人類に未来はない!」
と、誰もがわかっていると思います。
ものを大切にする文化を創るのが私の使命です。
大変な長文となりましたが前編、中編に引き続き、読んで頂きありがとうございました。
ぜひ当店の靴メンテナンスをお試し下さい!
足下からオシャレに、元気に!そしてエコロジー!

☞様々な事例もご覧下さい!

震災から6年目にして持ってきて下さいました!
もちろん無料で磨かせて頂きます!しかし日本は本当に復興できたのだろうか?



映画「トゥルーコスト」この中でファッションの裏側(製造現場)があらわにされています!


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